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第65話 自我消失

last update Data de publicação: 2026-06-19 17:04:15

 ドラゴとラドンが睨みあった。

 緊迫する空気の中でラドンが、ドラゴに吠えて、威嚇した。

 ドラゴは、一瞬怯んだが、その隙にラドンがドラゴに襲いかかった。

 ラドンの百の首の竜達がドラゴの体の所々に噛みついた。

 ドラゴは、オーラを発して防御したが、百の竜達の牙が徐々にドラゴの体にくい込んでいった。

 牙が、くい込み翼や首や体の所々から血が流れた。

 初めて死を予感する恐怖にドラゴは、怯えた。

 僕、死ぬの?

 死にたくないよう⋯

 ドラゴは、抵抗できず意識が遠くなっていった。

 ドラゴの頭の中にアントリュウスの姿が浮かんだ。

 助けて!ママ⋯⋯

 必死に最後の力を振り絞り、抵抗してラドンの首の一つに噛みついた。

 ドラゴは、意識が無くなりかけた、死の恐怖の中で、噛みついた。

 ラドンの首から流れた血が喉を通った。

 ラドンの血を飲んだ。

 意識が無くなり、本能がラドンの血の味を餌だと認識した。

 自我を無くし目付きが変わった。

 ドラゴは、殺気のあるオーラを発っし、銜えた

ラドンの首の一つを噛み千切り、上空に飛んだ。 そしてラドンの目の前でその竜の頭を食った。

 自我を失った神龍にとって、ラドンは餌となった。

 本能のままに食事を始めた。

 上空からラドンを見下ろした神龍は、殺気のある雄叫びを上げ、ラドンに放った。

 ウォォ~~ゥ~~ ウォォ~~ゥ~~

 凄く大きな殺気の込もった神龍の雄叫びにラドンは、怯んだ。

 雄叫びのオーラの呪いによりラドンの動きが鈍くなった。

 怯んだラドンに速攻に近づき首を一本噛み千切った。

 ラドンを睨みつけそ再び上空に上がり、その竜の頭を食った。

 何度も、殺気のある雄叫びを放ち一本づつラドンの竜の頭を食い続けた。

 ラドンは、既にドラゴにとって大きな餌となっていた。

 ウギャァァァァァァァァ~~~~!

 エキドナが断末魔の叫びをあげ続けた。

「どうした!化け物、怯えた目をするな!怯えてるだけなら能力は、覚醒しないぞ、私を殺す気でかかってこい」

 アントリュウスの目は、戦いに酔っていた。

 この先の戦いにどんな展開になるのか楽しみになっていた。

 怯えるエキドナを睨み付けた!アントリュウスの神の力が込もったオーラがエキドナをのみこんだ。

 アントリュウスは、エキドナを斬りまくった。

 エキドナは、戦意喪失した。

「つまらない、もう終わり!お前は、今までどれだけの神と動物を殺した!これで終わるつもりか!」

 エキドナは怯え、逃げ出した。

 アントリュウスは、エキドナの力に失望した。

 アントリュウスは、ドラゴとラドンの戦いを見た。

 ラドンを見て、エキドナの子供である事がわかった。

「お前!子供を置いて逃げ出すのか?」

 もういい、終わらせてやる!

 アントリュウスは、逃げるエキドナを背後から剣に巨大なオーラを注ぎ込み首を斬り落とした。

 エキドナの肉体は、消滅した。

 地面は、エキドナの血だらけになった。

 アントリュウスは、ドラゴの所に行った。

 ラドンは死に、地上でドラゴが内臓を食べていた。

 アントリュウスは、ドラゴに近づき優しいオーラをあてた。

「ダメよ、それは、食べ物ではないわ!貴方は、私の子供でしょ!」

 アントリュウスの呼び掛けにドラゴは、食べるのをやめた。

「頑張ったわね!でも自我を無くしたら、友達や、家族を失うわ私達、家族でしょ」   

 ドラゴの目から涙が流れた。

 アントリュウスを見て

「ママ怖かったよ!」

 アントリュウスは、優しくドラゴを撫でた。

 自我を取り戻したドラゴは、アントリュウスにスリスリしてきた。

 アントリュウスも究極の力を出し戦いに酔ってしまった自己嫌悪があった。

 ドラゴがスリスリしてきてくれた事が嬉しかった。

 アントリュウスもドラゴに抱き付きいっぱい撫でた。

 もう少しドラゴと抱きついていたかったけど、タヌキンナ達が心配だった。

「さあ!みんなの所へいきましょ!」

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